急須で淹れる日本茶(緑茶)の基本とコツ

急須で淹れる日本茶(緑茶)の基本とコツ

こんにちは、ユズハです。

日本茶って急須と湯のみがあれば手軽に楽しめるはずなのに、

上手に淹れられている気がしない…そんなことありませんか?

実はお茶って、

  • お湯の温度
  • 湯と茶葉の量
  • 抽出時間

この3つを少し意識するだけで、味の印象がかなり変わります。

ほんの少しのコツを知るだけで、いつもの一杯がぐっと美味しくなりますよ 🍵


まずはコレだけ押さえよう

大きく味を左右するのはこの3つ。

とにかくここを押さえておくだけでも自分好みの一杯を淹れられるようになります!

  • 湯温(お湯の温度)

低い→旨味が出やすくまろやかに

高い→苦渋味が出やすくシャープに。

  • 茶葉と湯の量

自分で淹れると味が薄いんだよなぁという人は茶葉の量を増やしてみて!

  • 抽出時間

短め→さっぱり

長め→濃いめガッツリ

このバランスを知るだけで、「いい感じの一杯」に近づきます。

社長曰く「湯温が低いとまろやか、高いと苦い

これだけでも覚えておくと淹れ方スキルが爆上がりするよ(実体験)」

湯温による味の変化


自分好みに淹れる、を模索するコツ

① パッケージ通りに淹れてみる

多くのお茶には、おすすめの淹れ方が書いてあります。

まずはそれを基準に淹れてみましょう!

茶葉とお湯の量は、同じ急須を使っていつもの目分量を自分の中で作っておくのが楽です。

社長曰く、「毎回計量とかやってられないっしょ。

茶こしのこのくらいまで葉をいれてお湯は急須に入るだけ淹れるとか、

いつもの量を決めておいて、まずはそれで淹れてみる。

そんなんでええんやで」だそう。

固定値を作っておいて、そこから微調整していくスタイルってことだね~

 

② 足りない要素を調整する

パッケージ通りの時間・温度で淹れて飲んで、

ちょうど良ければ次からもその淹れ方でOK!

ちょっと物足りないなとか

もっとこういう味のほうが好きだながあった場合は

↓を参考に次淹れる時に調整してみてね!

味が濃い → 抽出時間を短くする → それでも濃いなら茶葉を減らす

味が薄い → 抽出時間を長くする → それでも薄いなら茶葉を増やす

苦渋味が強い → 湯温を下げる

もっと苦味が欲しい → 湯温を上げる

こうやって少しずつ調整していくと、自分好みの味が見えてきます。

パッケージの淹れ方はあくまで「おすすめのベース」。

お茶は嗜好品なので、どんどん自分好みに寄せてOK!

自由に楽しんでほしいな~!


湯冷ましのコツ

緑茶は湯温で味が大きく変わるので、お湯を冷ます工程(湯冷まし)が大事になります。

「じゃあ水を足して冷ませばよくない?」

と思うかもしれませんが、ここにはちょっと理由があります。

水をしっかり沸騰させることで

  • 塩素(カルキ臭)を飛ばす
  • 水に溶けている空気を抜く

という効果があります。

空気が多いままだと、水っぽい味になりやすいと言われています。

なので

浄水器の水でも、ミネラルウォーターでも一度しっかり沸かしてから使うのがおすすめ。

 

温度計がなくてもOK

じゃぁ湯冷ましってどうしたらいいのか…常に温度計で計るの?っていう…

実は、お湯は

容器を移すごとに約10℃前後下がる

と言われています。

例えばこんな感じ。

急須→湯飲み→湯冷まし

これだけでだいたい70℃くらいになります。

さらに下げたいなら もう一度容器を移せばOK。

湯冷ましという専用のアイテムがなくてもコップや計量カップで十分です。

(計量カップみたいに注ぎ口がついているものだとこぼれず便利ではある)

お湯は容器に移してからどんどん冷めていくので、

容器に移して少し放置しておく、もひとつの手段ではあります。

でも容器にどんどん移していくほうが手っ取り早くはあるかな。

愛用の湯冷まし

↑社長愛用の湯冷まし。ヒビが入ってしまったティーポットを転用しているらしい。

(危険なのでマネしないでね…)


煎を重ねる時のコツ

ここまでの話は1煎目。

緑茶は同じ茶葉で2煎、3煎と楽しめるものが多いです。

2煎目以降は、抽出時間をかなり短くしてOK。

1煎目で茶葉が開いているので成分はすぐ出てきます。

目安としては、お湯を注いだら一呼吸置く!これくらいでOK

濃いめが好きなら、20〜30秒くらい待つと〇

ちなみに1煎目を濃く出しすぎると、2煎目以降はかなり薄くなります。

濃いめ派の人は、1煎だけ楽しむのもアリですね。


種類ごとの淹れ方とちょっとしたコツ

ここまで「まずはパッケージ通りに淹れてみよう」と書いてきましたが、

お茶には種類ごとによく紹介される目安の淹れ方があります。

「だいたいこのくらい」という目安を知っておくと味の調整もしやすくなるので参考にしてみてね!

社長「煎茶(緑茶)の場合はお値段が高い茶葉ほど低温で淹れるのが基本です

他については”茶色いお茶や香り重視のお茶は熱湯で淹れる”くらいの覚え方で最初は良いと思います!」

種類 茶葉 湯量 湯温 抽出時間 ポイント
煎茶 約2~3g×人数分(一人分のみの時は4~5g) 約100ml 70〜90℃ 約1分30秒 苦いのが苦手な人は70℃くらいの低めな温度で淹れてみてね
深蒸し煎茶 約2g×人数分 約80ml 70〜90℃ 約30秒 茶葉が細かく出やすいのであっさりが好きな人は抽出時間は短めに。
玉露 約2~3g×人数分 約40ml 50〜60℃ 約150秒 湯温が高いと苦渋味も強く出やすいので注意!
ほうじ茶・玄米茶 約2~3g×人数分 約100ml 95〜100℃ 約30秒 香りを楽しむために、熱湯でさっと淹れるのがポイント

※各数値は「お茶の淹れ方マニュアル」(農林水産省)から抜粋したものです


複数人分を淹れる時のコツ

「こっちの人の分は薄くて、あっちの人の分は濃い…」

複数人分のお茶を淹れた時、この経験ありませんか?

実は急須からの注ぎ方でこれは回避ができるんです!

お茶って、後半になるほど濃くなっていくので、

一つの茶碗に一気に注いでまた次の茶碗へ…という淹れ方をしていると

最初は薄く、最後は濃くなってしまうんです。

 

「廻し注ぎ」で均一の濃さに

例えば3人分を淹れようとしている場合

1→2→3→3→2→1の順で

それぞれの湯飲みやカップに数回に分けて注ぎ入れます。

この「廻し注ぎ」という方法で注ぐと濃さが均一になりやすいので試してみてね!

廻し注ぎの方法


「あなたの好きな淹れ方」を育てよう

ここで紹介したのは、あくまで基本の目安です。

でもそこから少しずつ変えてみると、お茶の面白さが見えてきます。

  • 今日はシャッキリ頑張りたい気分!→湯温高めで苦味もしっかりなお茶
  • のんびりまったりしたい~ → 湯温を下げてまろやかなお茶

同じ茶葉でもこういう小さな調整を楽しめるのは、日本茶ならでは。

急須に湯を注ぐ時間は、ちょっとだけ自分の呼吸を整える時間にもなります

「美味しいお茶」の基準は、人それぞれ。

自分の日常にフィットする一杯を見つけてみてください 🍵

それではまた。

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  • 社長

    茶字路社長、24期日本茶インストラクター。このblogの根源的存在。

  • ユズハ

    お茶について楽しく伝えたいときの文体。ここではおそらく彼女が主体の記事が多い。あくまで概念的存在。

  • 拓真

    専門性の高い記事などに登場する硬派めな文体。彼も同じく概念的な存在である。